医院ブログ

  • HOME
  • 診療コンセプト・スタッフ紹介
  • 医院案内・アクセス
  • 東京都豊島区|診療予約|田中歯科クリニック椎名町

ブリッジとインプラントの相違について

こんにちは。

目白バイオインプラントセンター・田中歯科クリニックの

田中宏和です。

本日は1歯欠損の場合についてお話します。

 

ほんのひと昔ぐらい前までは、1本の歯を不幸にして

失った場合、ブリッジという方法が当たり前のように

行われていました。

  • ブリッジとインプラントの相違について 画像1
  • ブリッジとインプラントの相違について 画像2

失った前後の歯を削って橋渡しをする・・・

比較的簡単な方法で、今でもインプラントを選択肢に

持たない歯科医はこれを多用しています。

治療も早く終了しますし。。

 

しかし、何の罪もない歯を削りいくら上物をきれいな良い

材質で作っても問題点があります。

 

1つは歯の表層で頑丈なエナメル質という硬組織を

削って失ってしまうこと・・・

エナメル質は歯をいろんな細菌や外敵から守ってくれる

役割があるのです。羊の毛ならまだしも削った硬組織は

2度と戻ってきません。

鎧をはぎ取られた歯の寿命は著しく短くなってしまいます。

 

もうひとつは、画像のような3本ブリッジの場合、

2本の歯で3本分を負担することになります。

それぞれの歯に単純に1.5倍の(実際はそれ以上)

力がかかり続けることになります。

 

想像してください。。

例えば自分の体重が1.5倍になったとしたら・・・

 

とりあえず普通に生活することはできますよね?

しかし長くそのままでいれば腰や膝が負担過重になり

身体が悲鳴をあげることになるでしょう。

いつか不具合が出ることは必至です。

これは歯にも同じことが云えるわけです。

 

ですから1番のおススメは、1歯欠損であっても

インプラントですね。

 

 

 

  • ブリッジとインプラントの相違について 画像5

このケースの場合は欠損した歯の奥の歯の詰め物も

脱離したため、患者さんの都合もあり

詰め物をシルバーにしたのは少し残念なのですが・・・

  • ブリッジとインプラントの相違について 画像9

完成した画像です。

手前の糸切り歯(犬歯)も削る必要がありません。

これならばブリッジのように3本の歯が一体化していなくて

1本1本の歯にそれぞれ適正な加圧がかかるため

比較的安心して予後を診ていくことができます。

 

もちろんいろいろな都合でブリッジを選択さぜるをえない

場合もありますが、ブリッジの場合は支えている

2本のうち、どちらかにトラブルが生じても

全部はずさなくてはいけない、など

最初のうちは良くても、後々にトラブルが起こってくる

ケースが非常に多いです。

そうなってしまうとまた1から~に戻るのではなく

マイナスからのスタートになってしまいます。

 

インプラントは決して安くはありませんが

私はみなさまには10年後、あるいは20年後の事も

考えていただいて、治療法を選択していただくように

いつもお話しております。

 

みなさま、よい週末をお過ごしくださいませ。

 

ブログ一覧へ戻る >>