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院長紹介

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当院院長のご紹介

田中歯科クリニック 院長 田中 宏和

経歴

平成5年
明海大学歯学部 卒業
平成5年~
医療法人社団一寿会 
オッセオインプラント研究所 勤務
平成12年
田中歯科クリニック椎名町 開業

所属団体

CDRG 会員
豊島区歯科医師会会員 連盟理事

ごあいさつ

椎名町の歯医者「田中歯科クリニック」の院長 田中宏和と申します。令和6年で歯科医師になって32年目、椎名町に開業して25年目になります。

歯科医院に求めることは、患者さま一人ひとりで違います。たとえば、高度な治療であっても費用が合わないこともありますし、「痛いところだけ治して欲しい」という方もいます。当院では、無理に治療を押し付けることは絶対にしません。私は、患者さまとお話しするとき「自分だったらどうして欲しいだろうか?」「どんな未来が最善なのだろうか?」と常に考えています。

そのためまずは、患者さまの現状をお伝えし、将来的にどのようなお口の状態が予測されるのかをお話しして不安や疑問を取り除いています。そして、患者さまのご要望に沿って治療を進めます。どんな些細なことでも、ぜひお聞かせください。

歯科医師を目指したきっかけと
歯科診療への想い

長い矯正治療後、
8本の歯を失う経験

私は小学生のときに左の前歯が1本だけ前に出ていたため、親戚の矯正専門医にお願いして、5年間かけて歯列矯正で歯並びを整えた経験があります。噛み合わせも悪かったので、ヘッドギアも装着していました。幼かった当時の私にとって、長く辛い経験だったのを覚えています。しかし、歯並びが整った後の喜びはとても強かったですね。

その後、高校1年生のとき、交通事故によりせっかく整えた前歯を上下で8本喪失してしまいました。飛んで無くなった歯、折れてしまった歯、顎骨に埋まってしまった歯などさまざまです。東京女子医科大学附属病院に1ヶ月間入院し、あごの骨に埋まった歯の抜歯、かろうじて残った歯の根管治療を経験しました。さらに、一時的ですが入れ歯も経験し「16歳から入れ歯生活になるなんて…」と、当時はひどく落ち込んだものです。

そんなとき、先生から「インプラントをすれば入れ歯ではなくなるよ」と提案されました。今から40年前の当時は、インプラントという言葉は聞いたこともなく不安でした。しかし「入れ歯でなくなるなら」という想いから、治療を決断しました。

子供の頃の経験から
歯科医師の道へ

16歳までにさまざまな歯の治療を経験した私は、歯科大学を迷うことなく選択することになります。大学にて口腔外科を回っているときは、自分も受けたインプラント手術を何度も見学させてもらいました。

卒業後、私はインプラント治療を行っている歯科医院への就職を希望しました。しかし、当時は現在と違ってインプラント治療を行う歯科医院はほとんどありません。そこで私は先輩のアドバイスをもとに、インプラントに力を入れる歯科医院に入職します。そこから30年、ずっとインプラント治療に携わってきました。

学生時代の経験が今の
私につながる

16歳までで矯正治療や取り外しの入れ歯、そしてインプラント治療を体験できたことは、今になればとても良い経験だったと思います。過去の経験が、歯科医師としての私の軸となったことは間違いありません。歯がないと、ストローでジュースを飲めませんし、発音もうまくできずとても驚きました。

そして何よりも入れ歯は、しっかり噛めません。今でも私は、初めて入れ歯をつくる患者さまへ「天然の歯の噛む力が10なら、入れ歯は良くても2か3くらいです」とお伝えしています。私も事故後インプラントを入れるまでは、食材を小さく刻んで奥歯だけで食事していました。

私は、事故で歯を失った経験により、天然歯のありがたみを強く実感しました。歯を失ってしまった方の辛さや不自由さは、それを経験していない歯科医師より知っているつもりです。さまざまな歯科治療を受け、治療の大変さはもちろん、噛めない入れ歯の辛さや苦労を経験しています。そして、インプラントを入れた後、しっかり噛めることの喜びも知っています。

さまざまな経験により、誰よりも患者さまの気持ちを理解できる歯科医師だからこそできる治療がある、私はそう考えています。私は、患者さまに寄り添い、治療に対する不安や疑問に丁寧にお答えすることを何よりも大切にしています。理解や納得を大切にし、しっかり噛めて笑顔になれる、そんな当たり前の感動を多くの方にお伝えしていきたいと考えています。

メインテナンスをすればず
っと健康でいられる

1インプラントを入れることはそれほど難しいことではありません。しかし、お口の状態は人それぞれで異なり、その環境は想像以上に過酷です。その中で10年、20年と良い状態を維持するには、歯科医師と患者さまが二人三脚で努力しなければなりません。

私自身、高校時代に入れたインプラントは40年たった現在も問題なく使えています。勤務医時代からの患者さまのインプラントも、30年以上活躍してくれています。つまり、しっかりメインテナンスをしていれば、インプラントはずっと使い続けられるのです。

インプラント治療をしたある患者さまは、もう70歳になられますが、背筋が伸びて若々しい雰囲気があります。しっかり噛んで食べることができれば、人はいつまでも若々しくいられるのだなと実感しています。

私自身が永くインプラントを維持してきたからこそ、患者さまにお伝えできることがあります。皆さまのお口の健康を末長く維持できるように、私の強みを活かして、これからも日々の診察を誠実に行っていきたいと思います。

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