歯肉のクリーピング
こんにちは。
目白バイオインプラントセンター・田中歯科クリニック
の田中宏和です。
気が付けば、1月11日から1か月間、毎日ブログを
更新していました。(^^♪
いや、実は1週間前から気づいていたのですがね・・笑
なのでとりあえず1か月間は続けてみようと
思ってみたわけです。
当初の目標は1週間に2,3回コンスタントに更新して
行こうというものでした。
あまり義務のように考えてしまうと嫌になってしまうので
気負わずに自分が楽しんでいこうと
思っておりますので
これからもよろしくお願い申し上げます。
本日は1症例を。
主訴は前歯の見栄えをなんとかして欲しい
との患者さんです。
以前にスポーツでぶつけてしまったことがあり
そこから更に少しずつ歯質が欠けていって
しまったとのことです。
もう少し小さな欠損ならば、レジンという
合成樹脂で補填することも可能性ですが、
歯が外側に傾斜してしまっているため
歯質を大きく削って
セラミック・クラウンで2本被せて歯を後ろにたたんで
形態を補綴処置整えることになりました。
如何でしょうか?
見栄えも良くなったし、口も閉じやすくなった
そうです。
しかし、2本の真ん中に三角形のすき間があり
ここが黒く見えてしまいます。
どうしましょうか?
さらに6ヶ月後の状態です。
その間はこちらは何もしておりません。
きちんと歯肉の間が埋まって来ていますよね?
これを歯肉のクリーピングといいます。
creeping 直訳すると「 忍び寄る」
ですが、ちゃんと合った補綴物を装着することで
周りの歯肉がきちんとその状態に合うように
自然に調和してくれるのです。
もちろんメインテナンスもきっちりやって
行きましょうね。