MARVIN'S マービンズ ~アメカジ~
こんにちは。
目白バイオインプラントセンター・田中歯科クリニック
の田中宏和です。
今日は節分ですね~
豆まきはしましたか?
恵方巻は食べましたでしょうか?
数年前までは鬼のお面をかぶって帰宅し、子供たちに
豆をまかせていたのですが、もうさすがに・・・笑
さて本日は昨日と一転してアメカジの話を。笑
原宿と渋谷の中間あたりにある古着屋 マービンズです。
以前、私は古着には興味がありませんでした。
それよりは当時の魂を継承したレプリカ(復刻)ブランド
が好きでした。
(ヴィンテージの風合いが出るように考えて作りこまれ
なおかつヴィンテージよりも丈夫で安いですから・・)
それの新品を1から自分で着て色を落とし、
何年もかけて自分色に染め上げる・・・
オトコのロマンですね~ 笑
1990年代のヴィンテージ・ブームにも
(当時はインターネットがなかったので主に雑誌で・・)
カッコイイしすごいとは思ったけれど
リーバイスの501XXが100万円とか
ジーパンの値段ではないし、もし買ったとしても
普段穿きなんてとてもじゃないけどできるわけがないし
(いくらジーンズが丈夫だといっても
生地も糸も長年の経過で弱くなっていますし・・・)
眺めて楽しむ特殊な(!)マニアが買うもんだと
思っておりました。
(今でもむろん間違った見解ではないです・笑)
実際、私が好きなフラットヘッドやリアルマッコイズが
リ・プロダクトしている
製品を5~10年着込むとこんな感じに荒々しく
ブルーのなんとも言えない縦落ちをします。
これを魅力的に感じるかは人それぞれですが・・・笑
しかしここ数年、考え方が少し変わってきました。。
レプリカは所詮レプリカではないか?・・・と。
そんな風に思うようになったきっかけのお店、
それがマービンズです。
入口の階段を下りたところには
お宝であるサンプルが飾ってあります。
(常時、変わります)
ちなみにこれは1940年代頃のLEVI'S 501XX
その中でも特にレアなモデルだし、状態も良いので
お値段は300万円以上!!
やはりいろいろと知識がついてきて
実物を目の当たりにすると抜群の風格とオーラを感じます。
ちなみにFacebookで紹介したら
「何が良いのかさっぱりわからん!」とコメントしてくれた
人がいましたが・・・通常の反応はそうですよね? 笑
店内の様子です。
娘に着させているのが通称「ファースト」と呼ばれる
世界で最初のジージャンです。
(もちろん店長の許可を得て撮っています)
これも1940年頃のものですね。
当時は労働着であり、頑丈さだけが取り柄の
デニムブラウスであり、この色落ちが半世紀以上経て
日本でこんなに評価されるなんてLEVI'Sの創業者である
リーバイ・ストラウスも思ってもいなかったでしょうね。。
奥にいるのがお店のオーナーである半沢さんです。
アメカジ好きの人で名前を知らない人はまずいない
ヴィンテージの造詣に関してこの人の右に出る人は
いないといわれています。
「やっぱりホンモノには敵わないからね!」
と半沢さん。。
いくらレプリカブランドが旧式の織機を使用しようとも
当時の生地と風合いは再現できないんだそうです。。
そしてこのデニムが経てきた年数も・・・
余談ですが、本家のリーバイスもこれの復刻をしています。
駄菓子菓子・・・
我々アメカジ仲間では、全くの別物になっていると
言わざるをえないという見解で一致しています。。
これは娘が着ていた「ファースト」の
デッドストックと呼ばれる一度も水通しをしていない
ずっと着用されることなく眠っていた商品です。
お値段ですか?
80万円です・・・
しかし、ヴィンテージブームを知っている私たちから
すればすごくお買い得なのですよ!
当時は100万円でも買えなかったはずですから・・・
しかも現代ではどうしたって作ることができないですから
数は減っていく一方なわけです。。
さすがにこれは試着させてほしいとは言えませんでしたね。笑
もし遠い将来、このレベルのモノが買えることになったら
・・・80年も誰にも着られずに僕を待っていて
くれたんだね! と思えるのでしょうね~ 笑
ちなみに娘が着ているそれは8万5千円。。
新品に比べれば大分色落ちしており
破れもありますからね・・・
これもすごく欲しいけれど我が家の財務省の許可は
まず下りないだろうな・・・苦笑