インプラント

歯根破折からインプラントへ

こんにちは。

目白バイオインプラントセンター・

田中歯科クリニックの田中宏和です。



以前にも書きましたが、1本の歯が欠損した時に

ブリッジは比較的簡単かつ有効ですが
長年、使用していれば歪みと云うかシワ寄せとも

云うべきトラブルが発生することも多いのです。



想像してみてください。

2本の歯で、3本分の力を負担する・・・例えるなら、

ご自分の体重が急に1.5倍に
増えてしまったらどうなるでしょう?

多少、億劫ではありますが歩いて普通に

生活することは可能ですよね?

でも何年もそのままでいれば、腰や膝などに

必ず負担が蓄積してきて
それらの部位が悲鳴を上げてしまうに違いありません。

お口の中も同様です。

歯は「これじゃつらいよ」とか「重いよぉ」などとは

言ってくれません。(笑)
けれど、あるときに、突然腫れたり、痛みが出てきたり・・

ということで異常を知らせてくれますが・・・

その時は、もうすでに遅いのですね。

 


上の画像の左下をご覧ください。(口腔内は左右逆になります)

口腔内の右下にブリッジが装着されて15年。
一番奥の歯はずっと頑張っていたのですが、あるとき突然、

痛みが出てきてしまったのです。

「特に固いものを噛んだわけじゃないんだけど・・・」と患者様。

そうなのです。

経年的にずっと負担過重だった歯が、ついに折れてしまったわけで、

その時に固いものを噛んだから・・という
ことではないのだと思います。

インプラントの上部構造を無事に装着して

これで元通りに噛めるようになりました。

そしてこれはインプラントの最大の強みですが

ココでしっかり噛めるようになることで

ほかの部位の負担を減らし、他の歯を守ることが

できるという大きな利点もあるのです!