インプラント

上顎前歯部のブリッジを外して中間に1本インプラントしたケース

ブリッジを辞めてインプラントを入れたら噛む力が戻ったケース

術前のレントゲン

術前のレントゲン

ブリッジを除去し、インプラントを埋入したレントゲン

ブリッジを除去し、インプラントを埋入したレントゲン

術前の口腔内

術前の口腔内

術後の口腔内

術後の口腔内

治療前

治療前

治療後

治療後

患者さまの主訴

10年前に施した保険の前歯のブリッジに力が入らなく、

審美的にも不満があるのでやり替えたい。

治療内容

1本歯が欠損した場合、ブリッジは簡単で最速でできるが

2本の歯で3本分の力を負担することになる。

欠損部に1本インプラントを入れてラインナップを

増やしてあげるとそれぞれの個々の歯に力が

入ってしっかりと噛み切ることが可能。

審美性も整えていきましょう。

患者さまの年齢

治療当時40歳。

現在53歳。

患者さまの性別

女性。

治療期間

3か月。

治療にかかった総額

インプラント1本 392700円。

両隣の歯は単冠に被せ治して

1本93500円×2本で187000円。

トータルで579700円。

治療する際に起こる
メリット

2本で3本分を負担するより、それぞれ単冠にすることに

よって、歯に力が入って噛めるようになる。

また、将来的にトラブルが生じた場合にも

対応がしやすい。

ブリッジはつながっているため、どこか1本に

トラブルが出た場合は、次の対応に困ることが

多い。

最悪、ブリッジにしている歯を全部外す必要も

あり得る。

治療のリスク

神経を抜いた歯は、枯れ木と一緒で脆いため、

被せものを外す際に破折を起こしやすい。

インプラントは埋入の手術が必要である。

術後の経過・現在のご様子

3か月ほど要したが、前歯をそれぞれ単冠にしたため

力が入るようになり、しっかり噛み切れるように

なった。

術後10数年経過しているが、問題なく推移してきている。

歯科医師よりひとこと

昔は1本歯が欠損した場合の選択は、ブリッジが

主流でしたが、隣の歯を大きく削ったり

(場合によっては神経を抜くことも)

1番単純なブリッジでも2本で3本分の力を

負担することにより、長い目で見たときに

トラブルが生じやすい。

例えば、自分の体重が1,5倍になったと想像して

みてください。

とりあえず普通に生活はできますが、長くその状態で

いると膝や腰に負担が掛かってきますよね。

歯も同様です。

インプラントは費用も時間もそれなりに掛かりますが

ご自分の10年先、あるいはもっと先を見据えて

治療法を考慮していただくと

将来的に困らなくて済むのです。